安心・安全・経済的に旅行ができる!『県民割』『ブロック割』とは
現在の新型コロナウイルスの感染状況を踏まえて、日本でも少しずつ以前の暮らしに戻す取り組みが始まっています。
その1つが、国内旅行です。
新型コロナウイルスの拡大により大打撃を受けた旅行業界・地域をバックアップするための地域観光事業支援『県民割』『ブロック割』は、2022年3月21 日に全国で『まん延防止等重点措置』が解除されたことを皮切りに続々と再開され、さらに6月30日まで延長が決定されました。
地域活性をバックアップ!『県民割』とは
『県民割』とは、2021年3月26日付で観光庁から発表された、地域の観光支援策を財政的に支援する「地域観光事業支援」事業です。
新型コロナウイルスの感染状況が落ち着いている都道府県を対象に、GoToトラベルが再開されるまでの代替として実施される地域を絞った観光振興策で、当初は2022年5月末を期限としていましたがこのたび6月30日まで延長することが決定しました。
この『県民割』を利用すれば、県民がお住まいの県の旅行をする際に一人一泊あたり最大7,000円(宿泊5,000円+クーポン2,000円)が補助されます。
ただし、『県民割』を利用する際には、ワクチン接種済証やPCR等の検査結果の陰性証明の提示が必要です。
日本でも屈指の観光地・北海道の『どうみん割』を例に挙げると、2022年6月30日(宿泊の場合は7月1日チェックアウト)までの期間、北海道旅行で宿泊で最大5,000円割引と2,000円のクーポンがもらえます。
その際、
- 公的書類による居住地の確認(運転免許証・健康保険証など)
- 規定の回数ワクチン接種済み(2回目摂取より14日間以上経過)
- 対象検査の結果が陰性(PCR検査・抗原定量検査等は検体採取日より3日以内、抗原定性検査は検体採取日より1日以内)
の条件のクリアが必要となります。
この利用条件は都道府県によって異なるので事前に確認しましょう。
さらに旅行の幅が広がる!『ブロック割』もスタート
さらに、新型コロナウイルスの感染状況を踏まえ、『県民割』を拡大して各地運輸局の管轄エリアをベースとしてブロックに分けた『ブロック割』も2022年4月1日にスタートしています。
こちらも、『県民割』と同様、最大7,000円相当の支援が受けられます。
ブロックは以下の通りです。お住まいの県と同じブロックの他県への旅行で、条件を満たせばもれなく『ブロック割』が適用されます。
北海道・東北ブロック | 北海道、青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県 |
関東ブロック | 茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、山梨県 |
北陸信越・中部ブロック | 新潟県、富山県、石川県、福井県、長野県、静岡県、愛知県、岐阜県、三重県 |
近畿ブロック | 大阪府、京都府、兵庫県、奈良県、滋賀県、和歌山県 |
中国・四国ブロック | 島根県、鳥取県、岡山県、広島県、山口県、徳島県、香川県、高知県、愛媛県 |
九州・沖縄ブロック | 福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県、沖縄県 |
『ブロック割』では、同じブロックの他県からの利用者の条件は、同県在住者とは異なる場合もあるので注意が必要です。
例えば、上記の北海道の『どうみん割』の場合、東北6県在住者はワクチン3回目摂取済みであることが条件となります(北海道民は2回目接種より14日間以上経過)。
同ブロックの県をまたいだ旅行の場合も、条件の確認を必ずしておきましょう。
『県民割』『ブロック割』の利用方法
長引く新型コロナウイルス感染症の影響により落ち込んだ旅行需要の早期回復を図るために設けられた旅行割引制度『県民割』『ブロック割』を利用する には、
- 予約サイトで旅行クーポンを使って予約する
- 旅行会社・宿泊事業者でキャンペーン対象商品を予約する
- コンビニ旅行券を購入する
などの申し込み方法が主流です。
都道府県によりキャンペーン内容や実施方法が異なるので、具体的な予約方法は自治体のホームページ等からご確認ください。
『県民割』『ブロック割』は、一人一泊につき上限5,000円(宿泊代の50%)+登録されている飲食店・ショップで利用できるクーポン2,000円分がもらえるおとくな制度です。
また、お住まいの県や近隣県の魅力を再発見できる良い機会でもあり、家族や友達との絆を深める良い機会にもなるはずです。
旅先でもコロナ対策をしっかり実施しながら、『県民割』『ブロック割』を利用して安心・安全で経済的な旅行を楽しみましょう。

