年始の『全国旅行支援』はいつ再開?支援内容に変化は?
コロナ禍で落ち込んだ観光需要を回復するため2022年10月から満を持してスタートした観光需要喚起策『全国旅行支援』は、年末年始の繁忙期に一時中断されます。
そこで気になるのが「全国旅行支援は年明け後いつ再開されるのか」「再開後の支援内容に変更はあるのか」の2点です。
ここでは年末年始に一次中断される『全国旅行支援』について、いつ中断され再開はいつになるのかと合わせて、年始の再開後の支援内容の変更点やいつまで『全国旅行支援』が実施されるのかについて解説します。
『全国旅行支援』は年内は12月27日宿泊分まで
『全国旅行支援』は以前からいわれていた通り、年内は12月27日宿泊分までが対象となっています。
コロナ禍で減少していた遠方への旅行を企画する人も増え、既に多くの人が『全国旅行支援』を利用して国内旅行を楽しんでいますが、年末年始の帰省や旅行に『全国旅行支援』を利用することができないので注意が必要です。
『全国旅行支援』年明けの再開は1月10日から
12月13日、国土交通省は年明け2023年の『全国旅行支援』の再開を成人の日の連休明けである1月10日からと発表、ようやく2023年の旅行計画が立てられるようになりました。
これまで『全国旅行支援』の年内の実施期限は公表されていましたが、年明け以降の再開の時期については明らかにされていなかったため、この発表を待ち望んでいた人も多かったことでしょう。
ただし、年始の『全国旅行支援』再開は新型コロナウイルスによる新たな行動制限が必要となっていない場合であることに注意が必要です。
年末年始の人の移動で新型コロナウイルスやインフルエンザなどの爆発的な流行が起こらなければ、という条件付きであることには留意しておきましょう。
年始の再開後は『全国旅行支援』の内容も変化
2023年1月10日以降の『全国旅行支援』の内容にも大きな変化があります。
これまで旅行代金の40%であったところが20%に引き下げられ、割引上限額やクーポン金額も減っています。
具体的には、
交通+宿泊 上限5,000円まで
宿泊のみ 上限3,000円まで
クーポン 平日2,000円・休日1,000円
と変更されています。
中断前の支援内容よりも全体の支援金額は低くなるので注意が必要です。
2022年12月28日まで | 2023年1月10日~ | |
割引率 | 40% | 20% |
交通+宿泊(国内ツアー) | 上限8,000円まで | 上限5,000円まで |
宿泊・日帰り旅行 | 上限5,000円まで | 上限3,000円まで |
地域クーポン | 平日3,000円 休日1,000円 | 平日2,000円 休日1,000円 |
『全国旅行支援』はいつまで実施?
年始の『全国旅行支援』再開後、いつまで実施されるかはまだ未定です。
ただし、『全国旅行支援』は政府が地方に財政支援し、都道府県が実施している観光需要喚起策であるため、関連予算がなくなり次第、順次終了するとされています。
現在のところ、日本各地で観光の閑散期となる2023年3月までは実施できる見通しですが、新型コロナウイルスの大流行があれば中断されてさらに実施期限が伸びる可能性もあります。逆に、大流行が幸いにも起こらず多くの人が再開後の『全国旅行支援』を積極的に利用したことで当初の見込みよりも早く終了する可能性も考えられます。
とはいえ、まだまだコロナ禍である今、何よりも重要なのは、国内の感染状況やご自身や周囲の人の体調を見て計画的に旅行プランを立てることです。『全国旅行支援』を使いたいからと無理なプランを立てるのはやめましょう。
また、旅行を楽しむためにも普段から基本的な感染症対策を1人1人が徹底することも忘れずに。
2023年も1月10日から再開される『全国旅行支援』。
賢く活用して無理をすることなく安全で楽しい国内旅行をお楽しみください。