まん延防止等重点措置 解除。東京の飲食はどう変わる?

新型コロナウイルス・オミクロン株の流行で東京都に出ていた『まん延防止等重点措置』が2022年3月21日に解除されました。

東京都でも多くの飲食店が営業時間・人数・酒類の提供等で制限を受け苦難の時期が続いていましたが、ようやくそれも解禁!東京都の飲食店がどう変わるのかについて、注意点とあわせて解説します。



『まん延防止等重点措置』東京都の飲食店の制限とは

『まん延防止等重点措置』では、東京都では感染対策を取っていると都が評価した飲食店(認証店)とそうでない飲食店で異なる制限が設けられていました。

東京都の認証を受けている飲食店(認証店)は、以下の2つから選択が可能。
①酒類の提供:11時から20時まで。営業時間:5時から21時まで
②酒類の提供:終日提供しない。営業時間:5時から20時まで
また、人数制限は1グループ4人以内ですが、全員の陰性証明があれば、5人以上の利用も可能とされていました。

一方、東京都の認証を受けていない飲食店には、以下の要請が。
・営業時間:酒類の提供を行わず20時までの時短営業。
・人数制限:1グループ4人以内

このように厳しい制限がつけられ、東京都の飲食店には苦難の時期が長く続いていました。

3月21日ついに『まん延防止等重点措置』解除

しかし、長く猛威をふるった新型コロナウイルス感染者数が3月中旬から徐々に減少傾向に。
その動向を踏まえ、社会経済活動を回復・継続するために2022年3月21日(月)をもって東京都の『まん延防止等重点措置』が終了しました。

それに伴い、東京都の認証店は、
・営業時間:5時から21時→解除
・酒類の提供:11時~20時まで→解除
となりました。

東京都は解除後~4月24日の1か月間を『リバウンド警戒期間』に

『まん延防止等重点措置』が解除されたものの、東京都では引き続き4月24日までを感染再拡大を防ぐ『リバウンド警戒期間』として、引き続き次の”協力”を飲食店に求めています。

・人数制限:1グループ4人以内
・滞在:2時間以内
ただし、認証店ならば全員の陰性が確認できた場合は人数制限は求めないとしています。

その一方で、認証店以外の飲食店は、認証店とは少し異なるので注意が必要です。
人数制限・滞在時間は認証店と同じですが、認証店以外の飲食店の酒類の提供は午後9時までとするよう東京都は協力を求めています。
しかし、『まん延防止等重点措置』期間中のような法律に基づく”要請”ではなく、解除後はあくまでも”お願い”。
強制力はありませんし、協力したからといってお店に協力金が支給されることもありません。

BA.2株の置き換わり・新しい変異種に警戒を

 

『まん延防止等重点措置』解除により東京都の飲食店に対する様々な制限要請はなくなりました。
が、ちょうど今は年度末・年度初めや春休みのタイミング。

卒業式・入学式・入社式・歓送迎会など人が集まる行事が多く開催されるだけでなく、他県への人の移動も活発になります。また、季節的にも開放的な気分になるため、新型コロナウイルスに対する警戒心が緩くなりがち。

しかし、第六波を引き起こしたオミクロン株(BA.1株)からステルスオミクロン(BA.2株)への置き換わりが世界中で見られ、日本でも徐々にその傾向がみられます。さらに新たな変異種(デルタクロン株)も海外で発見されるなど予断を許さない状況であることは変わりません。

そのため、『まん延防止等重点措置』が解除されたからと言って気をぬくのは厳禁!
引き続き、徹底した感染症対策を行い、抗原検査キットを活用しつつ体調をこまめにチェックするなど新たな感染拡大・第七波の発生を防ぐよう一人一人が細心の注意を払って過ごすようにしましょう。

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