10/6追記|抗原検査キットはいつ使うのが正解?【知っておこう】

いまだに収まる気配のない新型コロナウイルスですが、ワクチン接種者の増加や基本的な感染症対策の徹底により徐々に状況に変化がみられています。
しかし、いつ新たな変異株が登場し感染が拡大するのか、季節的な要因がどのように作用するのかなどいまだ未知数の部分も少なくありません。

引き続き利用したい新型コロナウイルスの感染の有無がチェックできる新型コロナウイルス抗原検査キット。

新型コロナウイルス抗原検査キットをいつ使うのが正解なのか、4つのケース別に解説していきます。抗原検査キットをいつ使うのが良いかわかっていれば、よりしっかりと対策ができることでしょう。



使用のタイミングその1:症状が出た場合は発症後2日~9日の間

発熱やだるさ、嗅覚味覚障害など新型コロナウイルスの感染を疑われる症状が出た場合、新型コロナウイルス抗原検査キットを使うタイミングは発症後2日~9日の間です。

ただ、初回の検査で陰性と出ても、安心できないことも。

新型コロナウイルス抗原検査キットは、ウイルスが持つ特有のタンパク質(抗原)が体内にあるかどうかをチェックするもの。

検出には一定以上のウイルス量が必要となるため、人によっては感染して発症した直後では陰性と判定されてしまうこともあり、使用方法が間違っていたために陰性となってしまうこともあります(偽陰性)。

そのため、できるだけ他の人との接触を避け、自主隔離し、症状を見ながら翌日に再度正しい方法でチェックしましょう。
そこで陽性と出た場合は、すぐに医療機関に連絡をし、正確な検査を受けることになります。
その後は病院・保健所の指示に従ってください。

使用のタイミングその2:感染者との濃厚接触した場合はわかった日から

家族や同僚など近しい人から新型コロナウイルス陽性者が出た場合、自分も感染している可能性が高くなります。

そのため、症状が出ていなくても、接触が分かった日から新型コロナウイルス抗原検査キットで検査をしておきましょう。

新型コロナウイルスは、感染から発症までの潜伏期は14日間であり、曝露から5日程度で発症することが多いとされています。

(参照:厚生労働省 診療の手引きより

そして、発症の2日前から発症後7~10日間程度他の人に感染させる可能性があるとされています。

(参照:厚生労働省HPより

特に、発症の直前・直後でウイルス排出量が高くなるため、初回のチェックで偽陰性だった人や無症状病原体保有者(症状はないけれど検査が陽性だった人)からも感染する可能性も。

そのため、自身が濃厚接触者とわかったら、発症の有無を問わず、すぐに新型コロナウイルス抗原検査キットで検査をし、それ以上周りに広げないようにすることが重要です。

ただ、前述しましたが新型コロナウイルス抗原検査キットの検出には一定以上のウイルス量が必要です。
そのため、接触がわかった直後のキットの使用では陰性と出る可能性も少なくありません。
できれば、偽陰性で知らない間に感染を広げてしまうことのないように、陰性と出ても数回はチェックするようにしましょう。

使用のタイミングその3:帰省・旅行・イベントに出かける時は前日・帰宅後に再度チェック

帰省や旅行、イベントなどで出かける時には、前日に新型コロナウイルス抗原検査キットで検査を行いましょう。

ただし、感染直後の場合、新型コロナウイルス抗原検査キットの判定で陰性と出る可能性はゼロではありません。
出先でも感染症対策を徹底しつつ、自分の体調について慎重にみるようにしましょう。

また、出先で感染していないかを調べるために、帰宅したら再び新型コロナウイルス抗原検査キットでチェックしておくことも重要です。

さらに、その2週間後にも念のため新型コロナウイルス抗原検査キットで確認しておくとより安心。

使用のタイミングその4:定期的なチェックに使うなら2週間間隔で

新型コロナウイルス抗原検査キットは、定期的に使うことで感染対策としても利用できます。

新型コロナウイルスの潜伏期間は2週間程度。そのため、2週間おきに新型コロナウイルス抗原検査キットを使うことで、体内に新型コロナウイルスが入り込んでいないかを確認することができます。

接客業や教師、医師など多くの人と会う仕事に就いている方や、家族内に高齢者や持病を持っている人がいる方は定期的に新型コロナウイルス抗原検査キットで検査をしておけばより安心です。

 

wellness_column一覧

関連記事

お見積書を発行

×

宛名

御中