2022年6月~7月に再開?『GO TO トラベル』最新情報

長く続いたコロナ禍ですが、徐々に落ち着きを見せはじめている今、おととし12月28日から一時停止していた 国の観光支援策『GO TO トラベル』の再開の動きが出ています。

現在でも『県民割』や『ブロック割』を利用すれば近隣限定の旅行は可能ですが、全国的な旅行が可能となる『GO TO トラベル』の再開を心待ちにしているという人も多いことでしょう。

そこでここでは『GO TO トラベル』の最新情報と内容の変更点について解説していきます。

 



国の観光支援策『GO TO トラベル』とは

航空券のオンライン予約検索のイメージ ノートパソコンでフライト予約検索の画面を見せている女性の手 go toトラベル

『GO TO トラベル』とは、旅行者・事業者の感染予防対策を中心に国民の健康や安全を第一とし、停滞している日本経済の再始動を図るために2020 年7 月に立ち上げられた国の事業です。

宿泊を伴う旅行や日帰り旅行の代金の一部を国が補助する観光支援策として実施されていましたが、一時期の感染拡大を受けて2020年12月28日から現在まで停止しています。

その代替案として2022年6月末日まで実施されているのが、旅行先を県内や近隣エリアに限定した『県民割』『ブロック割』です。

しかし、新型コロナウイルスの感染状況が落ちつきつつあることを受け、『GO TO トラベル』再開が検討されています。

最新の情報(2022年6月7日現在)によると、政府は『GoToトラベル』を早ければ2022年6月中、もしくは7月頃に再開するよう検討中です。

ただし、以前の『GO TO トラベル』とは最大割引率や割引上限額、利用条件などが異なってくるので注意が必要です。

新たな『GoToトラベル』の内容と変更点

Go To トラベル

新たな『GoToトラベル』は、前回と割引率等が異なります。
現時点で決定している制度の変更点は 以下の通りです。

  • 割引率  30%
  • 1泊あたりの割引上限額  交通付き:10,000円/宿泊のみ:7,000円
  • 日帰り旅行の割引上限額  3,000円
  • 地域共通クーポン  平日3,000円/休日1,000円
  • 感染症対策  ワクチン・検査パッケージの活用など

2020年実施時の制度内容と比べると、割引率・割引上限額は低く抑えられています(前回は割引率35%、割引上限14,000円)。

しかし、これは一概に改悪とは言えません。

割引率や割引上限額は引き下げられましたが、前回は旅行代金の15%とされていた地域共通クーポン額が定額になったことで、低価格帯の旅行代金の実質割引率が上がるためです。

例えば、平日の宿泊で見てみましょう。

旅行代金割引率(30%)地域共通クーポン実質旅行代金実質割引率
5,000円1,500円3,000円500円90%
10,000円3,000円3,000円4,000円60%
15,000円4,500円3,000円7,500円50%
20,000円6,000円3,000円11,000円45%

なんと、5,000円の1泊宿泊の平日旅行ならば実質90%オフの費用で旅行ができます。

また、地域クーポンの特典の差で休日に旅行者が集中することが減って平日に分散されることで、休日にしか旅行ができない人も密を避けて旅行を楽しむことができるようになります。

新たな『GO TO トラベル』利用条件『ワクチン・検査パッケージ』とは

新型コロナの陰性証明で国内旅行(GoToトラベル)伊勢志摩

現在、『GO TO トラベル』の利用条件の1つの案として挙げられているのが、『ワクチン・検査パッケージ』です。

『ワクチン・検査パッケージ』とは、ワクチンの接種歴やPCR検査等の検査結果を確認することで、感染リスクを低減させて、行動制限を緩和するもの。

『GoToトラベル』が再開すれば、どうしても全国レベルで人の移動が活発になります。

そこで不用意な感染拡大を未然に防ぐ・最小限に防ぐために、制度の利用条件として『ワクチン・検査パッケージ』の条件盛り込みが検討されているのです。

また、旅行後2週間以内に陽性となった際の報告や旅行中の行動履歴の記録についても利用条件に盛り込まれる見込みです。

新たな『GoToトラベル』再開後の旅行も万全の感染症対策を

旅行需要喚起策GOTO2.0

新型コロナウイルスの感染状況も徐々に落ち着きを見せていますが、油断は大敵です。

いつなんどき新たに厄介な変異種が登場するかわかりませんし、旅先で自分が感染してしまう可能性も、逆に自分が感染を広げてしまう可能性も残念ながら否定できません。

経済の活性化のためにも積極的に活用したい『GoToトラベル』ですが、普段から三密回避・手指消毒・マスク装着など感染症対策を徹底し、開放的な気分になってしまう旅先でも同様に対策を徹底して安全な旅を楽しむようにしましょう。

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