現在の日本の状況は?変異株の動向と特徴、今後の展開

現在、世界中で主流となっているのが重症化リスクの高いデルタ株と置き換わったオミクロン株。
オミクロン株は重症化リスクは低いながらも高い感染力で日本でもこれまでにない感染爆発を起こし、現在もその第六波はおさまっていません。しかもオミクロン株の亜種・ステルスオミクロン株(BA.2株)まで登場し、第七波が懸念されています。

そこで現在の日本の変異株の動向とともに、私たちがなすべきことについて解説します。



現在はオミクロン株(BA.1株)が主流

2021年11月に南アフリカで確認されたオミクロン株(BA.1株)はあっという間に世界中に広がり、日本でも年末~年明けから感染者数が増加し第六波を引き起こしています。

多くの人が感染症対策や自粛を行っている中、これまでにないほど新型コロナウイルス感染者数が増加したのは、オミクロン株(BA.1株)の感染力の高さと、年末年始というタイミングが原因。

しかし、幸いなことに、重症化リスクの高かったデルタ株と比較すると、オミクロン株(BA.1株)は鼻や喉や気管に留まり肺まで到達しないケースが多く、重症化率はそれほど高くないことが分かっています。
だからといって軽く見るのは厳禁!
ステルスオミクロン(BA.2株)という新たな不安材料が登場しているからです。

ステルスオミクロン株(BA.2株)に警戒を

日本の現在の主流はオミクロン株(BA.1株)ですが、現在少しずつ感染者数が増えているのがその亜種・ステルスオミクロン株(BA.2株)です。

ステルスオミクロン株(BA.2株)は、オミクロン株(BA.1株)と同様、重症化リスクは低いものの、より強い感染力を持っていることが分かっているので厳重な注意が必要です。
実際、海外でもオミクロン株(BA.1株)からステルスオミクロン株(BA.2株)にすでに置き換わっている国もあります。

日本でも2022年2月に東京で市中感染が確認されて以降、各地で市中感染が判明しており、オミクロン株(BA.1株)による第六波収束前にステルスオミクロン(BA.2株)による第七波の発生が懸念されています。

引き続き感染症対策の徹底を!

新型コロナウイルスは2週間程度の間隔で変異を繰り返しているといわれています。
現在は、重症化リスクの低いオミクロン株(BA.1株)・ステルスオミクロン株(BA.2株)が主流となっていますが、いつ何時、強毒の変異種が現れるかわかりません。
アメリカ・ジョージ・ワシントン大学リーナ・ウェン教授が「ステルスオミクロン(BA.2株)が最後の変異株になることはほぼ確実にない。」と述べているように、今後、どんな変異種が出てくるかは不明確です。

専門家の中には「新型コロナウイルスはこのまま弱毒化してインフルエンザと変わらなくなる」という意見もありますが、新型コロナウイルスが今後どのように変異をするのかは誰にもわからないので楽観視は禁物です。

新型コロナウイルス治療薬がまだ登場していない今、しばらくはコロナと共存しなければならないことは確実のようです。
そんな中、私たちができることは、引き続き手洗い・うがい・マスク、三密回避など感染症対策を行うこと、感染を疑う症状が出た場合はすぐに検査を行って迅速に適切な対応を行うこと。
自分のため、大切な人のため頑張りましょう。

 

 

 

 

 

 

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